宮崎県高校入試対策_推薦英語【2027年受験者用】

2022年度から2026年度までの過去問を、実際の出題例とともに分析

この記事の目次

1.結論 - 差がつくのは「難しい単語」より、基本英語を条件どおりに使う力

2022年度から2026年度までの宮崎県立高校推薦入試・英語を比較すると、安定して得点するために必要なのは次の三つです。

  1. 基本的な単語・文法・語順を、短時間で正確に処理する力
  2. 会話、段落、図表、長文の情報を、順序立てて整理する力
  3. 指定された立場・内容・語数を守り、理由のある英文を書く力

特に重要なのは、難しい単語を大量に知ることより、中学校で学ぶ基本表現を、設問の条件に合わせて使うことです。

2025年度・大問3・3(2)では、弁当のよさを20語以上30語以下で書きます。2026年度・大問3・3(2)では、宿題がよいと考える理由を15語以上30語以下で書きます。英文が正しくても、話題や立場を取り違えたり、語数を外したりすれば、設問の要求を満たせません。

5年間を見ると、2024年度が一つの転換点です。2022・2023年度は長文とグラフ・表の統合、2024年度以降は複数文章、要約、理由付き英作文が目立ちます。

中学生向けに言えば: 「単語を覚えた」「長文を日本語に訳せた」だけでは不十分です。「何を聞かれているか」を確認し、その質問に合う英語を書くことが大切です。

なお、配点は正式配点と断定せず参考値として扱います。

2.まずは実際の問題を見てみよう

宮崎県推薦入試の英語では、1語補充、語順整序、会話・段落整序、資料読解、理由付き英作文が主な出題です。以下は代表例です。見たい問題をタップすると開きます。

実際の出題例1 1語補充でも、単語の意味だけでは解けない

2025年度・大問1・2(3)(5)

設問:日本文に合うように、空所へ英語1語を書く。

There are 24(   )in a day.

訳:1日には24(   )あります。

This candy is Tom’s and these cookies are(   ).

訳:このキャンディーはトムのもので、これらのクッキーは(   )です。

答え:hours(時間、hourの複数形)、mine(私のもの)

考え方:24の後ろは複数形です。また、空所の後ろに名詞がないため、「私の」を表すmyではなく「私のもの」を表すmineを使います。

注意:大問1の1語補充は、単語の意味だけでなく、数や品詞まで判断します。

実際の出題例2 受け身の語順を作る

2026年度・大問1・3(3)

設問:ア~エの語句をすべて用い、意味が通る順に並べる。

A: Wow, your cap is cool!

訳:A:わあ、あなたの帽子はかっこいいですね。

B: This(ア by / イ cap / ウ designed / エ is)a popular artist.

訳:B:この帽子は、人気の芸術家によってデザインされています。

答え:イ・エ・ウ・ア
This cap is designed by a popular artist.
訳:この帽子は人気の芸術家によってデザインされています。

考え方:This capで主語を作り、is designedで受け身を作り、最後にby a popular artistを置きます。

実際の出題例3 文を並べて時間の流れを作る

2026年度・大問2・2(1)

設問:三つの英文を、分かりやすい文章になる順に並べる。

Early this morning, I arrived in Hokkaido by airplane.(①)(②)(③)

訳:今朝早く、私は飛行機で北海道に到着しました。(①)(②)(③)

  • I’m looking forward to seeing beautiful ice statues there.

    訳:私はそこで美しい氷像を見るのを楽しみにしています。

  • Then, I enjoyed skating before lunch.

    訳:それから、昼食前にスケートを楽しみました。

  • In the afternoon, I will go to a snow festival.

    訳:午後には雪祭りへ行く予定です。

答え:①イ、②ウ、③ア

考え方:朝の到着、昼食前のスケート、午後の雪祭りという時系列を作ります。最後のthereは雪祭りを受けます。

実際の出題例4 本文と順位表を照合する

2023年度・大問3・1

設問:空所に入る最も適切な選択肢を選ぶ。

In 2012, Melbourne was the most livable city in the world. However, in 2022,(①).

訳:2012年、メルボルンは世界で最も住みやすい都市でした。しかし、2022年には、(①)。

順位表では、メルボルンは2012年に1位、2022年に10位です。

答え:イ
it came in tenth
訳:それは10位になりました。

考え方:本文だけではなく、2022年の順位表でメルボルンを探します。英文量よりも、本文と表を往復する処理が負担になります。

実際の出題例5 宿題に賛成する理由を15~30語で書く

2026年度・大問3・3(2)

設問:宿題が中学生にとってよいと考える理由を、主語と動詞を含む15語以上30語以下の英文で書く。

I think that having homework is good for junior high school students.(②)

訳:私は、宿題があることは中学生にとってよいと思います。(②)

掲載解答例(23語):
Homework helps us remember. After class, we may forget what we’ve learned. Homework gives us a chance to repeat and remember important things.

訳:宿題は私たちが覚えるのに役立ちます。授業後には学んだことを忘れるかもしれません。宿題は、大切なことを繰り返して覚える機会を与えてくれます。

考え方:印刷済みの主張を繰り返すのではなく、「復習できる」「覚えられる」などの理由を具体化します。

3.宮崎県推薦入試・英語の全体像

  • 試験時間:30分
  • 満点:40点
  • 掲載大問:大問1~3
  • 各大問の配点:20点
  • 大問の扱い:配点資料に「各科とも大問2問が選択される」と記載
  • 英語記述:全年度で確認
  • 日本語で文章を書く設問:5年間では確認できない
  • 図・表・イラスト:全年度で何らかの形で使用
試験直前に学校から大問1~3のうち2つ指定され解答する形になります。解答する大問は毎年変更がありますが、当塾では前年の記録をもとにある程度の予想を塾生に伝えています。

年度別の問題構成

2022年度

大問1
地図会話、1語補充、語順、文法、短作文
大問2
会話順序、案内資料、漢字の会話
大問3
前向きな言葉のスピーチ+グラフ
中心英作文
大問3で9語以上

2023年度

大問1
買い物会話、1語補充、語順、文法、短作文
大問2
会話順序、水族館案内、ロボットの会話
大問3
住みやすい都市のスピーチ+順位表
中心英作文
大問3で4語以上

2024年度

大問1
山のパンフレット、1語補充、語順、文法、短作文
大問2
会話応答、段落整序、緑色のポスト
大問3
文法変形、デジタル博物館、「domo」の説明文
中心英作文
大問3で10~20語

2025年度

大問1
天気情報、1語補充、語順、文法、短作文
大問2
会話応答、段落整序、リンゴの会話
大問3
文法変形、伝統言語、給食と弁当の討論
中心英作文
大問3で20~30語

2026年度

大問1
イラスト会話、1語補充、語順、文法、誤文訂正、短作文
大問2
会話応答、段落整序、飫肥杉の会話
大問3
文法変形、AIアプリの物語、宿題の討論
中心英作文
大問3で15~30語

試験全体の三層構造

  1. 一文を作る:語彙、文法、語順、短作文
  2. 会話や段落をつなぐ:発言意図、時系列、接続関係
  3. 文章を読み、選び、書く:長文、要点、内容一致、英作文

5年中5年:1語補充、日本文対応、語順整序、四択文法、大問1の短作文、会話の流れ、内容一致・要点把握、大問3の自己表現

5年中3年:段落の文順整序(2024~2026年度)

5年中2年:長文とグラフ・順位表の統合(2022・2023年度)

5年中1年:誤文訂正(2026年度)

大問1は最も安定しています。基本語彙、文法、語順、短作文という中心は5年間変わっていません。

実際の出題例6 前置詞の後ろに置く形を判断する

2022年度・大問1・2(4)

設問:日本文に合うように、空所へ英語1語を書く。

He is good at(   ).

訳:彼は(   )が得意です。

答え:running(走ること)

考え方:be good atは「~が得意である」という表現です。前置詞atの後ろなので、runではなく動名詞runningを置きます。

短い自己表現も毎年出る

  • 2022年度:前夜に何時に寝たか(6語以上)
  • 2023年度:前夜、夕食後に何をしたか(3語以上)
  • 2024年度:最も好きな教科(5語以上)
  • 2025年度:週末に何をする予定か(5語以上)
  • 2026年度:趣味は何か(4語以上)

題材は身近ですが、質問に対応した情報と、主語・動詞のある英文が必要です。

5.5年間で変化した部分

2024年度が構造上の転換点

  • 大問2:会話の発話順序から、説明文・スピーチの文順へ
  • 大問3:一つの長文+資料から、文法+複数文章+英作文へ
  • 読解:資料照合中心から、要点・概要・人物の変化へ
  • 英作文:短い自己表現から、上限付きの理由作文へ
実際の出題例10 具体例、対比、結論を並べる

2024年度・大問2・2(1)

設問:三つの英文を、分かりやすい段落になる順に並べる。

Smartphones have a lot of good points.(①).(②).(③).

訳:スマートフォンには多くのよい点があります。(①)。(②)。(③)。

  • On the other hand, it may damage our brain and eyes if we use it for a long time.

    訳:一方、長時間使うと、脳や目を傷めるかもしれません。

  • We should think well about how to use a smartphone.

    訳:私たちはスマートフォンの使い方をよく考えるべきです。

  • For example, we can get a lot of useful information at any time and place.

    訳:例えば、いつでもどこでも多くの有用な情報を得られます。

答え:①ウ、②ア、③イ

考え方:よい点の具体例、反対側の情報、全体を受ける結論という順にします。

英作文は「毎年長くなった」のではなく、条件が増えた

2025年度の最低語数は20語、2026年度は15語です。したがって、毎年単純に長文化したわけではありません。直近3年では、立場、理由、主語・動詞、語数上限、会話へのつながりを同時に守る点が重要です。

要約・概要問題が直近3年で連続

  • 2024年度:デジタル博物館の主旨
  • 2025年度:伝統言語の要点
  • 2026年度:AIアプリによる人物の変化

文法問題が消えたわけでもありません。2024年度以降は大問3冒頭の文法変形が続き、2026年度には誤文訂正も加わりました。

6.大問・出題分野ごとの詳細分析

大問1 - 基本英語を短時間で正確に使う

大問1では、語彙、複数形、品詞、時制、語順、短い自己表現を細かく問います。一問一問は標準的でも、小問数が多いため、迷いが積み重なると時間を失います。

実際の出題例7 英文の誤りを自分で見つけて直す

2026年度・大問1・5

設問:先生のコメントを踏まえ、日記の下線部①~③の誤りを正しく直す。

I ① went to hiking with my family last weekend. It was ② large than my hand. After that, I ③ eat sandwiches for lunch.

訳:私は先週末、家族とハイキングに行きました。それは私の手より大きかったです。その後、昼食にサンドイッチを食べました。

答え:went hiking、② larger、③ ate

考え方:go hikingという語法、thanに対応する比較級、日記全体の過去時制を確認します。

注意:誤文訂正は2026年度だけで確認されたため、現時点で頻出とは言えません。

時間を失いやすい場所:スペル、単数・複数、原形・過去形・動名詞、語順整序の最初の語、短作文の書きすぎです。

大問2 - 会話の目的と文章の順序を理解する

2022・2023年度は会話の発話順序、2024~2026年度は段落の文順整序が中心です。後半の会話読解では、文法、具体情報、内容一致を切り替えます。

実際の出題例8 案内文の言い換えを見抜く

2022年度・大問2・2(1)

設問:英語プレゼンテーション大会の案内を読み、優勝した場合にできることを選ぶ。

The winner can study abroad in a student exchange program.

訳:優勝者は、交換留学プログラムで海外留学できます。

What can you do if you win the contest?

訳:大会で優勝したら、何ができますか。

答え:ア
I can go to a foreign country.
訳:私は外国へ行くことができます。

考え方:study abroad(海外留学する)と、go to a foreign country(外国へ行く)を言い換えとして結び付けます。

実際の出題例9 日付と時刻を同時に照合する

2023年度・大問2・2(1)(2)

設問:水族館の案内を読み、イルカショーを見られる日時と、プレゼントをもらえる日を選ぶ。

Dolphin Show: February 1 – March 31 1 p.m. – 2 p.m.

訳:イルカショー:2月1日~3月31日、午後1時~午後2時

Children can get a present on the last day of the Dolphin Show.

訳:子どもたちは、イルカショーの最終日にプレゼントをもらえます。

答え:(1) 3月1日の午後1時、(2) 3月31日

考え方:一問目は日付と時刻の両方を確認します。二問目のthe last dayは、期間の最終日である3月31日です。

実際の出題例11 一つの会話で受け身と語順を切り替える

2025年度・大問2・3(1)(2)

設問:空所へ入る語を選び、別の下線部では語句を並べ替える。

Many apples were(①)from Aomori City yesterday.

訳:昨日、多くのリンゴが青森市から(①)。

It means that you(ア to / イ see / ウ have / エ don’t)a doctor if you eat an apple every day.

訳:それは、毎日リンゴを食べれば、医者に診てもらう必要がないという意味です。

答え:sent、語順はエ・ウ・ア・イ
You don’t have to see a doctor.
訳:医者に診てもらう必要はありません。

考え方:リンゴは送られる側なのでwere sentです。語順はdon’t have to(~する必要がない)を一まとまりにします。

実際の出題例12 後の発言を言い換えとして使う

2026年度・大問2・3(1)(2)

設問:飫肥杉についての会話を読み、空所に英語1語を入れる。

It has a(①)of more than 400 years.

訳:それには400年以上の(①)があります。

Also, it’s not as(②)as other kinds of wood.

訳:また、それはほかの種類の木材ほど(②)ありません。

Obisugi is lighter than other types of wood.

訳:飫肥杉はほかの種類の木材より軽いです。

答え:history(歴史)、② heavy(重い)

考え方:400年以上という期間からhistory、直後のlighter(より軽い)という言い換えからheavyを判断します。

大問3 - 読解、要約、文法、英作文を統合する

大問3は年度差が大きく、時間負担も最大です。2022・2023年度は本文と資料の統合、2024年度以降は複数文章、要約、理由作文が中心です。

実際の出題例13 数字が何を表すかを確認する

2022年度・大問3・2

設問:(②)に入る最も適切なものを、ア~エから1つ選ぶ。

According to the graph,(②).

訳:グラフによると、(②)。

グラフは「前向きな言葉・否定的な言葉の使用による85歳での生存率」を比較し、前向きな言葉を使っていた人が約80%、否定的な言葉を使っていた人が約56%です。

  • about 56 percent of the nuns used positive words

    訳:修道女の約56%が前向きな言葉を使った。

  • about 80 percent of the nuns used positive words

    訳:修道女の約80%が前向きな言葉を使った。

  • the nuns who used negative words lived longer

    訳:否定的な言葉を使った修道女たちの方が長生きした。

  • the nuns who used positive words lived longer

    訳:前向きな言葉を使った修道女たちの方が長生きした。

答え:エ

考え方:80%と56%は「言葉を使った人の割合」ではなく「85歳時点の生存率」です。数字だけを見てイを選ばないようにします。

実際の出題例14 英文で本文内容に答える

2023年度・大問3・4

設問:本文の内容に関する質問へ、英文で答える。

Why is Osaka convenient?

訳:なぜ大阪は便利なのですか。

掲載解答例:
Because Osaka has good restaurants and good places for shopping.
訳:大阪にはよいレストランや買い物に適した場所があるからです。

考え方:本文中の便利さに関する情報を探し、Whyに対応する理由の英文にします。日本語で理解するだけでは得点になりません。

実際の出題例15 複数の具体例を一つの主旨にまとめる

2024年度・大問3・2(2)

設問:デジタル博物館について、優子が最も伝えたいことを選ぶ。

People who live far away from the real museums will easily enjoy displays online at home. Sick, old and disabled people can also visit the digital museums easily.

訳:実際の博物館から遠くに住む人も、自宅でオンライン展示を簡単に楽しめます。病気の人、高齢者、体の不自由な人も、デジタル博物館を簡単に訪れられます。

答え:ウ
The digital museums let all people learn more easily about art, nature and history.
訳:デジタル博物館によって、すべての人が芸術・自然・歴史をより簡単に学べます。

考え方:遠方の人、病気の人、高齢者、体の不自由な人という具体例を、「すべての人が学びやすくなる」とまとめます。

実際の出題例16 文章の一部分ではなく、全体の要点を選ぶ

2025年度・大問3・2(2)

設問:伝統言語についての英文の要点として、最も適切な選択肢を選ぶ。

Saving languages is important because every language is special. When we lose a language, we lose a part of our world’s diversity.

訳:すべての言語は特別なので、言語を守ることは重要です。言語を失うと、世界の多様性の一部を失います。

答え:ウ
Languages should be saved to keep each culture for our world’s diversity.
訳:世界の多様性のために、それぞれの文化を守るよう言語を保存すべきです。

考え方:本文は、言語が消える原因、保存方法、保存の重要性を扱います。一段落だけでなく、全体を最も広くまとめる選択肢を選びます。

実際の出題例17 人物の「最初・きっかけ・結果」を追う

2026年度・大問3・2(2)

設問:AIアプリを使った綾香の物語について、文章全体の概要を選ぶ。

Ayaka could not talk to the ALT. She was so shy and afraid that she couldn’t speak English.

訳:綾香はALTと話せませんでした。とても恥ずかしがりで怖がっていたため、英語を話せませんでした。

Thanks to the AI app, she was not afraid of speaking English any more.

訳:AIアプリのおかげで、もう英語を話すことを怖がっていませんでした。

答え:ウ
Ayaka was shy and afraid, so she couldn’t speak English. However, thanks to the AI app, Ayaka was finally able to speak her future dream in English.
訳:綾香は恥ずかしがりで怖がっていたため英語を話せませんでした。しかし、AIアプリのおかげで、最後には将来の夢を英語で話せるようになりました。

考え方:概要には、最初の問題、変化のきっかけ、最後の結果が必要です。

実際の出題例18 弁当の利点と結果を20~30語でつなぐ

2025年度・大問3・3(2)

設問:弁当のよさを1つ、主語と動詞を含む20語以上30語以下の英文で書く。

掲載解答例(22語):
I can choose what to put in my boxed lunch. By doing this, I can eat and enjoy the food I like.
訳:私は弁当に何を入れるか選べます。そうすることで、好きな食べ物を食べて楽しめます。

考え方:一文目で「中身を選べる」という利点を述べ、二文目でその結果を説明しています。

5年間の英作文条件

2022年度・大問3・7

内容
前向きでいるために行っていること
語数
9語以上、上限なし
立場・理由
立場指定なし。理由ではなく具体的行動
主語・動詞
必要
書き出し
For example,( )to be positive.
訳:例えば、前向きでいるために( )。
配点資料
4点
掲載解答例
I always try to enjoy everything that I do.
訳:私はいつも、自分がするすべてのことを楽しもうとしています。

2023年度・大問3・6

内容
自分の市の問題
語数
4語以上、上限なし
立場・理由
問題点を書く。理由は不要
主語・動詞
必要
書き出し
I think( ).
訳:私は( )と思います。
配点資料
4点
掲載解答例
there are many cars.
訳:車がたくさんあります。

2024年度・大問3・3(2)

内容
外国語学習が必要か、その理由
語数
10~20語
立場・理由
Yes/Noを選び、理由を書く
主語・動詞
必要
書き出し
[Yes, I do / No, I don’t] because( ).
訳:[はい/いいえ]。なぜなら( )からです。
配点資料
5点
掲載解答例
I can talk with people from different countries in a foreign language.
訳:私は外国語で、さまざまな国の人々と話せます。

2025年度・大問3・3(2)

内容
弁当のよさ
語数
20~30語
立場・理由
弁当側。利点と理由・結果が必要
主語・動詞
必要
配点資料
5点
主な失点
給食のよさを書く、20語未満、利点が不明
掲載解答例
I can choose what to put in my boxed lunch. By doing this, I can eat and enjoy the food I like.
訳:私は弁当に何を入れるか選べます。そうすることで、好きな食べ物を食べて楽しめます。

2026年度・大問3・3(2)

内容
宿題がよいと考える理由
語数
15~30語
立場・理由
宿題賛成側。理由が必要
主語・動詞
必要
配点資料
6点
主な失点
反対意見を書く、理由不足、15語未満
掲載解答例
Homework helps us remember. After class, we may forget what we’ve learned. Homework gives us a chance to repeat and remember important things.
訳:宿題は私たちが覚えるのに役立ちます。授業後には学んだことを忘れるかもしれません。宿題は、大切なことを繰り返して覚える機会を与えてくれます。

7.年度別の特徴

2022年度

大問3は約300語(概算)。長文と生存率グラフを結び付け、数字の意味を確認する力が難所です。

2023年度

大問3は約240語(概算)。本文量は比較的少なくても、二つの順位表を往復するため、情報処理の負担があります。

2024年度

大問3は合計約340語(概算)。文法変形、複数文章、10~20語作文が入り、題材と処理方法を切り替える構成へ変わりました。

2025年度

大問3は合計約300語(概算)。文章全体の要約と20~30語の討論作文が中心で、立場・理由・語数の同時管理が必要です。

2026年度

大問3は合計約370語(概算)。AIアプリによる人物の変化と宿題討論を読み、15~30語で理由を書きます。

語数は手作業による概算です。難易度は語数だけでは決まらず、資料の往復、要約、英作文条件によっても変わります。

8.推薦入試で本当に測られている力

  • 基本英語を変形する:単数・複数、時制、品詞、受け身を文脈に合わせる。
  • 会話の目的を理解する:質問、依頼、同意、驚き、追加説明を区別する。
  • 情報の順序を作る:単語から一文、発話から会話、文から段落を組み立てる。
  • 必要情報を検索する:人物、日付、時刻、順位、理由へ絞って探す。
  • 文章全体をまとめる:具体例ではなく、複数段落の中心内容を選ぶ。
  • 英語で答えを作る:質問の形に合わせ、本文の根拠を英語にする。
  • 条件を管理する:立場、理由、主語・動詞、語数を同時に確認する。

「思考力」という抽象的な言葉ではなく、何を探すか決める、文の役割を分類する、選択肢の主語や時期を照合する、理由を語数内で書く、といった具体的な行動が求められています。

9.受験生が失点しやすい問題

単語・スペル:意味は分かるが書けない。基本語は実際に書いて覚える。
複数形:hourshourと書く。数量表現を先に確認する。
品詞:mineの代わりにmyを書く。空所の後ろに名詞があるか見る。
動詞の形:runningrunと書く。前置詞の後ろを確認する。
時制:過去の日記でeatのままにする。時間表現と文章全体を見る。
資料の読み違い:80%を使用者の割合と考える。表題・軸・単位を読む。
部分一致:本文の一部分だけに合う要約を選ぶ。文章全体との一致を確認する。
質問への不対応:聞かれていない内容を書く。疑問詞が求める情報を入れる。
立場違反:宿題賛成側の問題で反対意見を書く。指定された側へ印を付ける。
語数違反:下限未満・上限超過になる。書く前後に数える。

英作文の失点は三種類に分ける

  1. 英文そのものが作れない:主語、動詞、基本語順を反復する。
  2. 英文は作れるが質問に答えていない:疑問詞と立場を確認する。
  3. 内容は合うが条件に違反する:語数、上限・下限、主語・動詞を点検する。

10.文法・長文読解だけでは足りない理由

宮崎県の推薦入試でも、単語、文法、長文読解の力は必要です。 ただし、それらの知識を身に付けるだけでは、十分に対応しにくい問題があります。

推薦入試では、読んで理解するだけでなく、 理解した内容を整理し、設問の条件に合わせて英語で答える力 まで求められるからです。

1.本文の内容を、英語で答える練習が必要

長文の意味が分かっていても、設問が英語での回答を求めている場合は、 主語と動詞のある英文を自分で作らなければなりません。

例えば、2023年度・大問3では、 「なぜ大阪は便利なのか」という質問に、本文の内容を使って英語で答えます。

Why is Osaka convenient?

訳:なぜ大阪は便利なのですか。

本文を日本語に訳せるだけでなく、 Because ...を使って理由の英文を作る練習が必要です。

2.文と文のつながりを考える練習が必要

2024年度から2026年度までは、三つの英文を並べて、 分かりやすい段落を作る問題が続いています。

この問題では、それぞれの英文を訳すだけでは不十分です。 次のような文の役割を判断する必要があります。

  • For example:具体例を示す
  • On the other hand:反対側の内容を示す
  • For these reasons:前の内容をまとめて結論を示す

「何が書いてあるか」だけでなく、 その文が段落の中でどの役割を持つかを考える練習が必要です。

3.指定された立場から理由を書く練習が必要

近年の英作文では、自由に好きなことを書くのではなく、 指定された話題や立場に沿って理由を書く問題が出ています。

例えば、2026年度では、 「宿題は中学生にとってよい」という立場から理由を書きます。 宿題への反対意見を書けば、英文が正しくても設問に合いません。

英作文では、次の四つを同時に確認する必要があります。

  • 何について書くのか
  • どちらの立場から書くのか
  • 理由が書かれているか
  • 指定語数に収まっているか

4.資料の数字や項目の意味を確認する練習が必要

2022年度のグラフ問題や2023年度の順位表問題では、 本文だけでなく、資料から必要な情報を探す必要があります。

資料を見るときは、数字だけを拾うのではなく、 次の点を先に確認します。

  • 何を示した資料か
  • どの年度の資料か
  • 数字の単位は何か
  • 何と何を比較しているか

例えば2022年度の約80%という数字は、 「前向きな言葉を使った人の割合」ではなく、 「85歳時点での生存率」を表していました。

5.知っている文法を、自分で使う練習が必要

文法問題集では、選択肢から正しい答えを選ぶ問題が中心になりがちです。 しかし、推薦入試では、語形を自分で変えたり、誤りを自分で直したりする問題も出ています。

2026年度では、次のような誤りを訂正する問題が出ました。

  • went to hikingwent hiking
  • large thanlarger than
  • eatate

正解を見て分かる状態ではなく、 自分で正しい形を作れる状態にする必要があります。

つまり: 推薦入試対策では、単語・文法・長文読解に加えて、 「英語で答える」「段落を組み立てる」「条件に沿って理由を書く」 という実戦的な練習が必要です。

11.合格に向けた具体的な勉強法

得点の土台を作る

  • 1語補充を5問
  • 語順整序を2問
  • 文法選択を3問
  • 英語の質問に1文で答える
  • 書いた英文の主語、動詞、時制を確認する

優先する文法は、疑問文、過去形、助動詞、不定詞、動名詞、比較、受け身、現在完了、名詞の後置修飾、間接疑問、所有代名詞、複数形です。

15~30語の英作文を5分で書く

  1. 30秒:話題、立場、語数を確認する。
  2. 1分:使う内容を英単語で二つメモする。
  3. 2分30秒:基本文で英文を書く。
  4. 1分:語数、主語、動詞、時制、スペルを確認する。

実際の過去問を使う

  • 2025年度の弁当作文で、20~30語の「利点+理由・結果」を書く。
  • 2026年度の宿題作文で、賛成側と反対側の両方を書く。
  • 2024~2026年度の段落整序で、接続表現と代名詞へ線を引く。
  • 2023年度の順位表で、本文より先に表の年度と見出しを見る。
  • 2026年度の誤文訂正で、時制・比較・動名詞の誤りを探す。

過去問は5段階で使う

  1. 1回目:時間を測らず、形式と解き方を理解する。
  2. 2回目:年度順に解き、出題の変化を確認する。
  3. 3回目:語順、要約、英作文など、分野別に解く。
  4. 4回目:時間を測り、大問を組み合わせて解く。
  5. 5回目:誤答原因と、次回最初に確認することを記録する。
練習開始時の目安として、大問1は10~12分、大問2は13~15分、大問3は17~20分程度を試せますが、これは公式配分ではありません。実際の大問選択方法を確認し、対象となる大問を30分以内に収めるよう調整してください。

12.次年度の出題予想

以下は、2022年度から2026年度までの推移に基づく予想です。

継続する可能性が高い

大問1の1語補充・語順・文法・短作文:5年連続。確度は高い。
会話の場面・発言意図:5年連続。確度は高い。
内容一致または要点把握:5年連続。確度は高い。
大問3の英語による自己表現:5年連続。確度は高い。
段落の文順整序:2024~2026年度の3年連続。確度は高い。
文章全体の概要・主旨:2024~2026年度の3年連続。確度は高い。

出題される可能性がある

大問3冒頭の文法変形:2024~2026年度の3年連続。確度は中~高。
討論形式の英作文:2025・2026年度に連続。確度は中~高。
地域・文化を扱う題材:大阪、緑色のポスト、飫肥杉など。確度は中程度。
長文とグラフ・表の統合:2022・2023年度に出題。確度は中程度。
誤文訂正:2026年度のみ。確度は中程度以下。

根拠が弱く、参考程度

  • AIや宿題が再び題材になる
  • 20~30語という語数がそのまま続く
  • 宮崎県固有の題材が必ず出る
  • グラフ問題が必ず復活する
  • 大問2に自由英作文が戻る

13.最後に - 分析を実践へつなげる、みや塾の推薦英語対策

入試対策は、問題を数多く解くだけではなく、過去問を詳しく分析し、出題される可能性の高い力を計画的に身に付けることが大切です。

宮崎県立高校の推薦入試・英語では、1語補充、語順整序、文法選択、短い英作文が、2022年度から2026年度まで5年連続で出題されています。これらは、正しい方法で演習を重ねることで、安定した得点につなげやすい分野です。

みや塾では、こうした過去問分析を月例テストや日々の授業に反映し、単語・文法・語順・英作文の力を少しずつ積み上げています。その土台をつくったうえで、中学3年生では本格的な過去問演習に進み、問題形式への対応力、時間配分、失点しやすいポイントまで確認します。

分析して終わるのではなく、分析結果を毎日の学習に落とし込み、本番で得点できる力に変えていく。 それが、みや塾の推薦入試対策です。

志望校合格を目指す受験生の皆さん、みや塾で一緒に、一歩ずつ力を伸ばしていきましょう。

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