【難関高校への入学】おすすめ受験ルート【2024年度入試対応】

 偏差値の高い高校はそれに見合う高い実績を持っており、とりあえず高難易度の高校を目指してみるのは多くの学生にとっても保護者様にとっても良い選択肢です。都城市内では都城高専・都城泉ヶ丘・都城西の3校が高い偏差値を維持しており、この3校にお子様を入学させたい保護者様も多いことと思います。

 そこで、この3校に入学するための受験戦略として最も効率がよく、合格の確率を高められるであろう受験ルートをここで提案したいと思います。また、将来的に大学進学のみを考えている学生も、ぜひ都城高専を受験してはどうかという提案もこの記事でしていこうと思います。

結論:都城高専、都城泉ヶ丘高校の併願受験をオススメする

  • 国立高専は公立高校と併願が可能

 併願により単純にチャンスが増えることもそうですが、理系科目が得意である、エンジニアやものづくりといった分野に少しでも興味がある場合、都城高専は絶対に受験するべきです。年度によっては定員割れしている学科もあり、学力が足りないとしても受験する価値があります。

 都城高専は県レベルで見た時でも就職実績が頭一つ抜けています。大手企業への就職実績が素晴らしいことに加えて、九州大学や東北大学などの難関を含む大学進学への道も開かれており、就職か進学かの進路選択を高いレベルで実現しやすい学校です。将来的に文系の大学に進むと心に決めているのでない限りは、受験の選択肢に入れておくことをおすすめします。

 なお、都城高専は学科を志望順に4つ(つまり全学科)選択が可能です。第一志望の学科に落ちてしまっても、残りの学科に滑り込める可能性がありますのでこの点でも受験するメリットが大きいです。

  • 難関大学を目指すなら都城泉ヶ丘

 もし都城市内で難関大学を目指すなら泉ヶ丘高校に進学すべきです。下記記事のとおり都城市内の高校で唯一、難関大学へ合格者を毎年輩出しています。

 泉ヶ丘高校は理数科が合格率を引き上げていると考えられますが、学内に優秀で頑張る人間がいることは勉強やる気につながりますので、普通科の学生にも良い影響を与えているはずです。都城市内で難関の大学進学を目指すのであれば、少なくとも泉ヶ丘高校の普通科へは入学したいところです。

 なお公立試験で泉ヶ丘高校理数科を志望する場合、普通科を第2志望とすることができるので、ある種の保険をかけれます。可能であれば理数科が受験できるレベルまで学力を引き上げておくことが最も望ましい状況です。

仮に落ちてしまっても…

都城西高校 普通科の2次募集を受験すればいい

 都城西高校 普通科は毎年定員割れを起こしており、二次募集が実施されます。この二次募集は受験すれば高い確率で合格できることが県の発表するデータを見ればわかります(もちろん最低限の学力は必要と思われますが…)。この定員割れは解消される様子はなく、確実とは言えませんが、この状況は今後も続くと予想されます。

 ※ 2021年度入試では、都城西高校で36名の募集に2名が受験、全員合格(2020年度も4名受験、全員合格)。なお、2021年は宮崎西 普通科でも定員割れを起こしており26名の募集に6名が受験、全員合格です。

 したがって、仮に都城高専や泉ヶ丘高校を落ちてしまっても、二次募集の都城西高校を受験すればある種の滑り止めが確保できているため最悪の事態は避けられる事になります。都城西高校も地方国立の合格実績に関しては確かなものがありますので、選択肢に入れるべきです。

ちょっと小話:泉ヶ丘と西高校で悩んでいる学生へ

 少なくとも、なるべく良い大学に行きたいと考える学生は、まず実績で上回る泉ヶ丘高校を目指すべきです。
 二次募集で都城西高校 普通科が高い確率で合格できる状況である以上、ここを第一志望にするのは非常にもったいないからです(この高校に非常に思い入れのある場合は、もちろん第一志望とすべきですが)。
 将来大学進学を第一と考える学生は、取り合えず泉ヶ丘高校を受験し、仮に失敗してしまった場合にのみ都城西高校 普通科を受験するのが受験戦略として正しいと思われます。もちろん、ある程度の学力を確保していることが前提です。

まとめ

  • 都城高専(第1~4志望を記載)、都城泉ヶ丘高校(第1志望理数科、第2志望普通科)で併願受験

  • 万が一の場合には、二次募集で都城西高校普通科を受験しよう