【直前でも大丈夫?】推薦・一般選抜を乗り切る受験戦略
推薦選抜は単純にチャンスが増えるということで、一般試験を見据えつつチャレンジする中学生も多いことと思います。都城市内の高校でいえば一部の高倍率学科(泉ヶ丘の理数科、西のフロンティア科)を除いておおよその倍率は1.5倍以下に収まっているのでどんな学生にも大きなチャンスがあります。
そこで、この記事では多くの中学生が選択するであろう推薦選抜 → ダメだったら一般選抜 の受験ルートについて、どのような戦略と心構えで臨むべきかをお伝えしたいと思います。
※ 基本的に中学3年生の部活が終了し、そこから本格的に勉強を始めようとする学生を対象とします。
※ 推薦選抜は2月初め、一般選抜は3月初めの実施です。
推薦選抜終了までは英語・数学・国語!!
推薦選抜での学力検査の多くは英語・数学・国語の3教科からの出題で、理科・社会の出題はありません。一方、一般選抜では主要5科目が全て出題されることになります。
つまり、試験まで時間のない学生にとってはまず2月の推薦選抜に向けて英語・数学・国語に多くの勉強時間を使い、推薦選抜終了後から、3月の一般試験に備えて理科・社会の学習時間を増やすという流れでの学習をおすすめします。
加えて、例えば泉ヶ丘高校などは一般選抜だけでなく、推薦選抜でも英語・数学を1.5倍の高配点にしています。直前期の限られた勉強時間で、合格の可能性を高めるには科目ごとに優先順位をつけて効率よく対策を進めていく必要があります。
推薦選抜合格は期待しない
推薦選抜の合格内定はおおよそ2月中旬に発表されるわけですが、一番怖いのは推薦合格を期待してこの期間に一般試験に備えた勉強を疎かにしてしまうことです。
この期間は半月とはいえ、多くの勉強時間を確保できることに加えて、試験直前で詰め込みが有効な時期ですから、あっという間にライバルに差をつけられてしまう可能性があります。
推薦合格はラッキー!の心構えで、あくまで主眼は一般選抜試験におくべきです。
合格のために必要なのは勉強時間!!
志望校合格のためには効率よく勉強することも必要ですが、一番重要なのはいかに勉強する時間を確保するかです。
私は学生に自宅で勉強することを期待しておらず(できる子はすごい!)、なるべく早い時間に塾に来ることや教室が開いていない時間には図書館で勉強することを推奨しています。加えて、ご家族とも協力して、なるべく勉強する環境に生徒を置くように連絡を取り合っています。
学力は、効率と学習時間のかけ算で決まります。効率の良い勉強方法は多くの塾で教えてもらえるはずですが、私が強調したいのは結局のところ合格を勝ち取るのは多くの時間を学習に使い、問題を数多く解いた学生です。
誘惑の多い環境を遠ざけることが結果的に学生の勉強時間を増やすことになります。受験直前は、とにかく自宅にいる時間を減らしてなるべく勉強しかできない環境に身を置きましょう。